BLUE LETTER
容疑者Xの献身
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(2009/03/18)
福山雅治 柴咲コウ

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テレビドラマ「ガリレオ」シリーズは未見ですが、評判が良いので見てみました。

いやー、面白かった、というより、感慨深い作品でした。

うだつの上がらない高校の数学教師石神(堤真一)が、とある親子の起こしてしまった殺人事件の隠蔽を図るのだけれど、天才物理学者湯川によって次々と真実が明るみに出てきて…

天才物理学者と天才数学者の知恵比べという面白さもあり、母娘への無償の愛も描かれていて、さすがの東野圭吾の作品ということで、二転三転するストーリーに引きつけられてあっという間の2時間でした。

石神の起こしてしまった事件の罪は重いのだけど、石神が自分の身を呈してまで守りたかったものはなんだか分かる気がするんですよね。天才と言われて十分に能力がありながらも、家族の犠牲になり、高校の生徒達からも相手にされず、ただ日々を淡淡と過すだけの人生に絶望した彼は、見出した一条の光をどうしても守りたかったのでしょう。一度は死んだも同然の身だったからこそ、あれだけ大胆なことをしてのけたんでしょう。

湯川先生の悩みや苦しみも分かるしなぁ。あー、切ないっすね。

ラストで石神が号泣するシーンがありますが、彼の恋が少しでも報われたからだったのか?それとも彼の人生を賭した計画が崩れてしまったからなのか?色んな見方ができますね。深いですね。

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山のあなた 徳市の恋
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(2008/12/10)
草なぎ剛 加瀬亮

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先頃無事に復帰を果した草なぎくんの主演作品です。
「按摩と女」という70年前の日本映画のリメイクだそうです。

最近、「パパと呼ばないで」等の古い日本のドラマを見ていて、昔はいいなぁなんて思っているクチなんで、この映画のようにゆったりした日本の情緒が感じられる映画は大好きです。
特に、風呂桶の音が遠くでコーンと鳴ってお湯の音が聞えるだけで、すっかり気分は癒されてゆったりとくつろいでる感じがします。
風景も美しく、温泉宿のひなびた感じもまた良くて、出てくる人たちの言葉が美しいのもいいし。

アクションだのCGだのという映画ももちろん大好きですが、たまーにこういうまったりした映画を見ると、「日本人で良かったな〜」としみじみ思います。

さて、この映画、草なぎ君扮する按摩の徳市が、東京から来た謎の美女に密かに恋をして、その美女が周りの人と交流をし、ある事件が起って・・・という単純明快なもの。

びっくりするような出来事が起るわけでもなく、終始淡淡と物語りは進んでいくのですが、徳市や福市たちの按摩さんのキャラクターが良いのと、ほのぼのしたタッチの中に哀愁のある場面があったり、全く飽きることなく楽しんでみれました。

按摩さんといえば盲目の人ということで差別されていた人たち、そんな按摩の徳市の叶わぬ淡い恋がもの悲しくも美しく描かれているところがこの映画の魅力なんでしょうね。

オリジナルの「按摩と女」もみてみたくなりました。

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ヤッターマン
ヤッターマン画像

春休みで退屈してる子供たちと一緒に映画館で見てきました。

三池監督カラー満載で、ストーリーよりもアクション重視(?)みたいな、まぁ、何も考えずに映像を楽しむ分には楽しいですけどね。

どっかのレビューにも書いてありましたが、この映画はドロンジョ様こと深田恭子の映画といっても過言ではないというくらい、ドロンジョ様が綺麗でした。深キョンは大画面でも肌も顔も綺麗だよね〜。
私の中では、ドロンジョ様はもっと大人でスレンダーな色気のある女性っていうイメージがあったのですけども、こうやって実写になると、深キョンで正解だったなぁと思いますね。色気はあんまり無いけど、可愛さがあるからね。

ボヤッキー、トンズラはもうピッタリ!のはまり方で、ガンちゃん、アイちゃんもなかなか良かった。

オリジナル版アニメをリアルタイムで見ていた世代としては、ヤッターワンやオモッチャマやあらゆるメカが実写で見れて満足。ワクワクしましたね。

ストーリー的には「何だったんだ?」ってくらいハチャメチャでしたけど、この映画はこれで良いんです。もともとアニメもそういう感じだったしね。
何より、いちばん面白かったのが、考古学者の娘の扱い(笑)
で、結局、あの親子はどうなったんだろ?

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夕凪の街 桜の国
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夕凪の街 桜の国夕凪の街 桜の国
(2008/03/28)
田中麗奈 藤村志保 麻生久美子

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「 平成16年度文化庁メディア芸術賞マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したこうの史代の同名マンガを実写映画化したヒューマン・ドラマ。過去と現在の2つの物語を通して原爆が世代を超えてもたらす悲劇を静かに見つめる。主演は田中麗奈と麻生久美子、監督は「出口のない海」の佐々部清。「夕凪の街」──原爆投下から13年後の広島に暮す平野皆実。同僚の打越の告白に幸せを感じたのも束の間、原爆症の恐怖が彼女を襲う…。「桜の国」──現在の東京。家族に黙って広島へと向かった父の後をつけてきた娘の七波。彼女は、次第に自分のルーツに思いを巡らせていくことになるが…。」 by TSUTAYA DISCAS

「父と暮せば」 「黒い雨」 「Tommorow」・・・
ヒロシマの原爆を題材にした作品は多々あれど、原爆の後遺症を扱った作品は無かったように思う。

夕凪の街の主人公、麻生久美子演じる皆美は13年前に原爆に遭い、父と妹を失って「自分はこっち(現実世界)にいていいのか、あっち(死の世界)に行くべきじゃんじゃないか?」という気持ちに苛まれている。原爆が落ちたとき、偶然学校の倉庫にいたことで九死に一生を得た彼女は、同じ場所にいた友達や先生、妹までも失い、心に大きな傷を負ってしまった。そんな生きながら半分心が死んでしまっている彼女に、淡い恋が芽生えたところに、悲劇が訪れる・・・

麻生久美子の話す広島弁が、耳に心地良い。偶然私の周りにも広島出身の人が多くて、「〜じゃけぇ」「〜いうとった」「〜しんさい」等の方言に馴染みがあったので、すーっとセリフが心に入って来て、胸に響いた。ヒロシマ出身の人からしたら、彼女の広島弁はおかしいみたいだけど、違いがよくわからない者にしたら、普通の広島弁にしか思えない。

「父と暮せば」の美津江しかり、皆美しかり。日本政府やアメリカ政府のイザコザはあって、どちらが被害者、加害者とは言えないのはよく分かっているけど、当時小学生で何もわからないままたまたま広島で生まれ育っていた皆美は、まぎれもない被害者であるのに、周りの物が亡くなって自分が生きていることで自分を責め続ける姿が、いじらしくて可哀想でたまらない。そしてせっかく生き残ったとしても、無情な現実にささやかな幸せまで奪われてしまうのだ。そんな事実を見せつけられると、愕然としてしまい、無性に腹が立つ。人が人を殺すことに何の意味があるのか。それも、見ず知らずの何の罪も無い人を、だ。

そして時代は50年後になり、「桜の国」では田中麗奈が主人公になる。彼女の名前は七波。皆美の姪にあたる。七波の父(皆美の弟)を尾行して行った広島で、父や母、伯母、顔も知らない、10歳で亡くなった伯母、祖母が体験したこと、自分たちにもふりかかってきている現実などを知る。

七波の母と彼女を選んだ父のエピソードも胸が痛くなるような話で、そして彼等の結婚に心から賛成できなかった祖母の気持ちにも哀しい現実を実感する。

50年が過ぎても、戦争はまだ終わってなかった。いや、まだまだ続いていくのだということを改めて実感させられた。戦後生まれの自分には、戦争とは知識でしか知り得ないものではあるが、自分の子や孫の世代にも、教え伝えていかなければならないものだと改めて思う。
まだ子どもたちにはこの映画を見せても半分も理解できないかも知れないけれど、いつか、もうちょっと大きくなった時に、見せてあげたい作品だなぁと思う。

昨晩見ていてあまりにも泣きすぎて、今朝は目が腫れて大変でした。



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許されざる者


「ミリオンダラー・ベイビー」、「ミスティック・リバー」、最近では「父親達の星条旗」、「硫黄島からの手紙」のクリント・イーストウッド監督主演作品。

見終わって一番思ったのが、「もしかして、黒澤ナイズされてる?」ってこと。「用心棒」あたりの影響を受けてない?何となくそんなニオイがしたんだよねぇ。私の気のせいか?

どこがどうっていうのはイマイチ自分でもよくわからないんだけど、そこはかとなく漂う感じが似てる気がしたんだよねー。

さて、西部劇というのは私自身あんまり見た事無かったんですけど、この映画は西部劇というジャンルに入るようです。でも、昔の西部劇では人殺しはスポーツのような感覚でしてるようなイメージですけど、この映画はちゃんと、殺人はその人間の過去も未来も奪ってしまう、という真実を伝えています。そこにはちゃんと血が通ってるんですよね。

大量殺人をしてきた過去を持ち、やっと愛する亡き妻や子供を得て普通の生活を送っていたのに、やっぱり人を殺してしまう主人公。それに付き添って命を落としてしまう相棒。初めての殺人を犯して、衝撃を受ける若者。

人物それぞれがなかなか深いです。主人公はかっこいいはずなんだけど、背中にもの悲しさを背負ってるんですよね。そのへんがイーストウッド監督、上手いなぁって思います。さすが。
で、見終わっての感想としては、この映画も有る意味、「電車男」と同じく、おとぎ話ですよね。でも、そのおとぎ話の登場人物一人一人が、ちゃんと血の通った人間なんだなぁっていう部分が、この映画のほうが優れてた気がします。さすが、イーストウッド監督!

#後ほど他の方が書かれたレビューを見てたら、やっぱり「用心棒」にインスパイアされてるようです、この映画。

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ゆれる


「蛇イチゴ」の西川美和監督の作品。
今が旬のオダギリ・ジョーと、演技派の香川照之の演技が見物だろうなぁと、期待しつつ鑑賞。

いやー、良かった。オダギリ・ジョーも香川照之もほんと、良かった。ちゃんと演技のできる俳優さんが出てる映画って、自然に感情移入できるんだよね。この映画もそうだった。

田舎に留まってうだつのあがらない兄貴と都会で華々しく活躍している弟が一つの事件に巻き込まれて、裁判で真相が明らかになっていくというストーリー。

こう書いてしまうと単純そうだけど、実際はそうじゃないのよね。結局、ラストを見ても真相は明らかにされてないし(ネタバレですな)

それにしてもホント、香川照之という役者さんはすごい。「鬼が来た!」の時も鬼気迫る演技だったけど、この映画でもまさしくその通り。あの、緊迫したシーンの“間”の演技はそんじょそこらの俳優では絶対できないでしょ。
法廷シーンで、泣きながら真相を吐露する場面があるんだけど、ものすごく真実を話してるようには見えるんだけど、ほんのちょっと(本当にかすかに)嘘が見え隠れするんだよね。
心底からは真実を話してないんじゃないか?って見ている人に思わせるような、微妙ーーーなニュアンス。そんなすんごい演技をこの人はできるんだよね。ほんとに天才なんじゃない?
とベタボメしておきましょうか。

オダジョーは若い俳優の中ではかなり良い演技のできる人だけど、香川さんという天才の前にはちょっとかすんでしまうなぁという印象。まだまだこれから、将来のある俳優さんなだけに、今後に期待したいものです。

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妖怪大戦争

子ども達のために借りたので、見なくていいかなーと思いつつ、見ちゃいました。三池監督(殺し屋イチ、DEAD OR ALIVE)なんで、多少期待しつつ見た部分もあるんだけど。

で、見た感想としては、映像が綺麗だなー(特に風景が)ってのと、相変わらずふざけてるなーってのが印象的。私の想像だけど、三池監督って、ガチガチに演技指導をするタイプじゃなく、俳優さんに預けちゃうタイプなんじゃないかな?今回はそれが顕著に出てたというか、「それって演技じゃないでしょ?」という風な場面がそこかしこに見えたのが、私的にはイマイチ。
そういう場面が出てくると、物語の世界から急に現実世界に引き戻されるような気がするんだよねー。

ストーリー的にも、いまいちよく分からない感じで終わってしまったし、子ども向けそうでそうでもないのかなぁという場面もあったし、消化不良ですな。

水木しげる先生が出てきてくれたシーンは良かったけど。(個人的に先生が好きなので)

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四人の食卓

チョン・ジヒョン主演のジャンルが何に分類していいのか分からないけど、心理ものの映画を見た。
この手の子どもが虐待されたり殺されたりする映画は、体の奥から拒否反応が出るしか気分が悪くなってしまう。
途中で出てきたトラックに子どもが轢かれてしまう場面なんて、この先絶対に目に焼き付いて忘れないこと確実。あー、やなもん見ちゃったなぁ。

人間っていうのは嫌なことは忘れて精神を正常に保とうという本能があるらしくて(どっかで聴いた話だけど)ジョンウォンにしろ、赤ん坊を殺してしまった女の人にしろ、虐待された記憶は無かったことにして通常の生活を送っていたのに、そういう人の消し去ったはずの記憶を読むことができるヨンという女性とあってしまったばっかりに、悲劇が起こってしまったのだろうな。でも、ヨンだって人の悲しい記憶を自分も疑似体験してしまうわけで、彼女の精神が壊れても仕方ないのだろう。
救いようのないストーリーだけど、こういうことって現実にあるんじゃないか?って思ってしまうほどのリアリティーがあったと思う。
日常の中に潜んでいる狂気がまったりとじっとりとまとわりついてくるような映像がたまらなかった。あー、ほんとに気分が悪い。

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ユリイカ
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(2008/02/27)
斉藤陽一郎 宮崎将

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3時間半もの大作。最期のほうで疲れちゃって少し早送りしてしまったが(^_^;、ほとんどは画面に釘付け状態で見てしまうほどに引きつけられる作品だった。

冒頭のバスジャック場面の不気味さが何とも言えない。
犯人の冷静さがリアルで余計に怖さを増している気がする。

この映画では九州の西鉄バスの設定になっているのだけど、現実に起きた少年によるバスジャック事件も西鉄バスだった。事件と映画の公開時期も同じ2000年らしく(どちらが先かどうかは定かでは無いが)それは偶然なのだろうか。

実際に生きるか死ぬかの経験をした人間が感じる苦悩というのはそうでない人には理解できないものなのだろう。だから沢井が生き残った兄妹の元に身を寄せる気持ちはよくわかる気がする。
絶対に行きたくない場所である事件現場に戻って「ここからスタートだ(セリフは違ったかも知れないが)」と言う場面が妙に納得できた。

彼が何故女性ばかり狙ったのか、沢井が帰ってきたことが何かのきっかけになってしまったのか、4つの墓は誰が埋葬されているのか・・・
ユージュアル・サスペクツ
ユージュアル・サスペクツ [DVD]ユージュアル・サスペクツ [DVD]
(1999/03/05)
スティーブン・ボールドウィン ガブリエル・バーン

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展開が早い。頭の中で登場人物と関係と何が起こってるのかを猛スピードで整理しながら見たけど、たぶん3分の2くらいしか理解してなかったと思う<これでも私にしたら上出来なんだけど(笑)

途中からなんかキント(役名)がくさいぞーと思い始めた私のカンはスゴイ。っていうかもしかしてこの作品テレビ放送されたときに見てるのかも。覚えてないけど。

しかしケビン・スペイシーの演技はすごい。一番無害そうで実は・・・という役を見事にこなしてる。ますます惚れたわ(笑)

この「ユージュアル〜」にはファンサイトがあって。そこをよーく読んだら、謎だった部分がよーく理解できた。そっかー、そんなにスゴイ映画だったのか。

で、ネットでケビン・スペイシー関連のページを読みあさっていたら、「セブン」にも彼が出てたことが判明。見てたけど全然気が付かなかったよ。レンタルするか?(笑)



プロフィール

Author:Siyoti
小6娘と小3息子の母です。
映画鑑賞とスポーツ(バレー等)が趣味の主婦です。
主に映画のレビュー中心のブログになってます。



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