| 幸福 |
故・市川崑監督作品、当時としては、というか今も珍しい(この作品1本しか無いようです)シルバー・カラーという技法(色彩を押さえた、カラーなのに白黒映画に近い)を使った作品だそうです。
昔の映画なので、画面が劣化しているのか、シルバーカラーの効果なのかわかりにくいのですが、なるほど、よく見ると渋くて味のある映像です。 今では右京さん(by相棒)として有名な水谷豊が若くてギラギラした感じを残しつつ、二人の子供の父親を好演しています。彼にとって20代最後の作品だったそうです。
シルバーカラー、市川崑という部分ばかり目立つ作品ですが、とても丁寧に取られていて、ストーリーも面白く、何よりも水谷豊と子供のシーンが良いです。この時代の子役にしては、とても良い演技をしている子供たちが光ってます。
中原理恵(懐かしい…)、市原悦子、谷啓、永島敏之等々、芸達者な役者さんたちの演技もあって、今見ても古さを感じさせない、面白い作品でした。
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| 黒い家 エンジビル |
以前見た森田監督版「黒い家」のリメイク、韓国版「黒い家 エンジビル」を見ました。
ストーリーがところどころ違ってて、日本版と見比べてしまうんですが、こちらの作品のほうがシリアステイストが強いです。 日本版の大竹しのぶ、西村雅彦夫婦のぶっとんだ演技と比べると、こちらの作品のほうはなんだか普通に見えてしまいます。でも、作品としては韓国版の鬼嫁役の女優さんの可憐な美しさからの豹変のほうが、コントラストがきいてて良いのかも?
韓国版のほうが主人公の保険員のトラウマを絡めていて、物語に深みを感じさせている点は良いのかな?と思いますが、底知れない怖さ的には、日本版のほうが数倍上な気がします。 笑いと恐怖の紙一重な面をうまく生かした日本版のほうが、見終わった後に残る気持ち悪さもハンパないし、インパクト大ですね。
しかしおそるべし韓国映画、痛い描写や残忍な場面の描写はうまいです。 あの例の鍵のシーン、えぐかった〜。
もしも2作品を見比べるとしたら、順番的には、韓国版→日本版って見たほうが良いかなぁ?なんて 思ったりします。 テーマ:映画感想 - ジャンル:映画
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| 狂った果実 |
うわー、このDVDの表紙、なかなか良いっすね〜。
中高生くらいのときに深夜のテレビで放映されてたのを見たことあったような(ませてました・・・) ところどころ、記憶にあるんですよね〜。
でもなんだかあんまり印象に残って無かったんですが、今回前編通して見て、やっと、こういう話だったんだーって思いました。
まぁ、いかにも当時流行りそうな内容で、役者さんのセリフ廻しが昔っぽくて(悪く言えば大根で)、でも、何か勢いがあるというか、エネルギーを感じる作品ですね。
特に主演の二人、本間優二と蜷川由紀は拙い演技ながらも、パワーがあります。
青春時代のお互いに傷付けあいながらも惹かれている二人が、結局はとんでもない事件を起こしてしまうわけですが、あほやなーと思いつつ、ちょっと共感する部分もあったり。
あー、でも、なんだかこういう雰囲気懐かしいなーなんて思いつつ最後まで見ちゃいました。 テーマ:映画感想 - ジャンル:映画
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| 黒い家 |
久々にDVDを借りて見ました。 いやー、恐ろしかったっす。大竹しのぶ演ずるシリアルキラーの幸子の猫かぶり状態から豹変する様がゾクゾクします。保険金のためなら我が子を次々と殺めていく幸子と、彼女を利用しているふりをしていながら結局は利用されて人生をめちゃくちゃにされるダンナ(西村雅彦)。
幸子とダンナの演技するシーンがちょっとコミカルなのが、この映画の恐さを増幅させているような気がします。この辺は森田監督、ウマイっすね〜。
しかし、生々しくてエグくて痛くて怖い、見事に人間が目を背けたくなるようなシーンが詰め込まれた映画でした。
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| カムイ外伝 |
写真のドキュメントのほうじゃなく、本編のほうを映画館に見に行って来ました。 大好きなマツケンこと松山ケンイチくんの映画を大画面で見れるとは。。。感無量。
実はカムイ伝のほうは夫が集めて全巻持ってて、勿論読破してますが、カムイ伝のほうはあんまりカムイの話って出て来ないんですよね、実は。といってももう10年前くらいに読んだだけなんで、また時間があったら全巻読んでみようと思ってますが。
17世紀、江戸時代、えた・ひにんという最下級の身分による差別から忍者になり、抜け忍となったカムイが追ってから逃れていくうちに農民や漁民たちとかかわりあっていく様子が描かれています。
ストーリーというよりも、アクションありきの映画で、のっけから抜け忍カムイと追っ手との攻防がすさまじいです。森の中で木から木へと飛び移りながら敵を交わし、攻撃していく様は素晴らしかったです。マツケンのアクションは軽くて素早い身のこなし、あのいつもの速い走りもすごかったです。
こういうアクションを見たくて映画館に行ったので、自分も森の中にいるかのような臨場感が最高でした。
アクションは派手ですが、画面はあくまでもどんよりと暗いトーンで、あのカムイ伝の独特の雰囲気が良く出ていたと思います。 反対に、周りの自然の風景はあくまでも綺麗で、特に半兵衛と漕ぎ出した海の荒れ狂う波、スズキを釣るシーンの群青色の鮮やかで綺麗な海の対比が効果的だたように思います。
きっと監督は、あのカムイ伝・カムイ外伝の暗いトーンで、生きること、死ぬ事を考え続けたカムイの内面ももっと描きたかったのだろうと思いますが、そこは商業映画ですから、派手なアクションシーンで観客を引っ張る必要性もあったのだろうし、葛藤があったんじゃないかな?と思います。 その妥協点がこの映画だったのかなぁ?なんて思います。
私は全編通して忍者のアクションにしびれ、抜け忍として自分以外誰も信じられず猜疑心の塊と化しつつ、やっぱり人間の気持ちを捨てきれないカムイの心の葛藤にも共感できたし、最後まで面白く見ました。多少VFX等の荒いシーン(それは全く人の動きじゃないだろ!みたいなところとか)があったので興ざめする部分もありましたが、概ねカムイ伝の世界に浸る心地よさを感じさせてもらって楽しかったです。こうやってカムイは周りを犠牲にしながらも、自由を求めてやっぱり生き続けていくんですよね〜。うーん、これぞ虚無的。
噂の小雪さん(スガル)との戦いのシーンも良かったです。これだけ一緒に撮影してたら、そりゃ、仲良くもなるわな。別に松ケン様のプライベートはどうでも良いので(笑)、これからも素晴らしい映画やドラマにどんどん出て欲しいものです。恋愛も芸のこやしにしてくださいな。一ファンより。
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レディースデーのせいもあってか、公開2日目ということもあってか、12:55〜の上映の映画館内はなかなかの混み具合(と言っても、満員ではない)でした。 若い人たちより、中年以上(私も含む)の高齢の方が多かったように思います。 しかし、私の隣りに母親に連れられた7〜8歳の子が座ったのが驚きで、かなりエグイ描写もあるので「こんな映画見せちゃっていいの?」なんて心配になりました。 案の定、彼女には130分超の暗くてハードな映画は辛かったらしく(笑)、何度も後方の時計をチラ見しておりました。そりゃ、そうだろ。
娘(中1)と一緒に見に行こうかと思ってたけど、止めて良かったです。
あの子は果たして、この映画を見てどう思ったのだろーか?ちょっと(見るのは)早かったよね。
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そして昨日、やっぱり原作が読みたくて、小学館から出ているカムイ外伝「スガルの島」を購入して読んでみました。 びっくりするほど、映画の内容と同じで、ほぼ原作に忠実に映画が作られていたんだなーと改めて思いました。私の持ってるカムイ伝の絵のタッチとはかなり違うんで、この作品はカムイ伝よりもかなり後になってから書かれたものみたいですね。
映画の続編はあるのかなぁ?カムイ外伝の続きを読んでみたいと思います。
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| 9.11〜アメリカを変えた102分〜 |
ヒストリーチャンネルで放映。
自分が阪神大震災の被災者であるせいか、こういう災害・災難系のドキュメンタリーものは観たくなくて、実際に事件が起きたときは要所要所だけニュースをチェックする程度でした。そんな風に積極的には見るのは避けてたんですが、8年経ってようやく、ちゃんと事の経緯を知るために、見てみることにしました。
102分を通して、実際にNYのWTCの近くに居た人たちのハンディカメラとメディアの映像で綴られています。ちゃんと時間軸が通常通り流れているように編集されていて、
2001年9月11日 午前8時46分、WTC北棟に旅客機が激突→南棟に旅客機が激突→南棟が崩壊→午前10時28分 北棟が崩壊という一連の流れが、圧倒的なリアリティをもって伝えられています。
映像を見て感じたのは、北棟に1つめの旅客機が衝突して、もうもうと舞い上がる煙の中にキラキラ光る書類が舞っているのが、妙に綺麗で。 でも、その映像の中のビルには、実際に事故に巻き込まれて亡くなった方、怪我をした方がいるのに…
現実と非現実の入り混じった映像がものすごくショッキングでした。
あのアメリカの象徴ともいえるツインタワー、たった2時間弱で跡形もなく崩れ去るという事実を改めて衝撃をもって考えさせられました。
あのツインタワーのがれきの中に、未だに身元の判別できない1100人超の方達の遺体があったそうです。そしてその跡地(グラウンド・ゼロ)に、新しいビルが建設されようとしています。
あの事件をきっかけに、アメリカはブッシュ大統領からオバマ大統領へと変わり、アメリカ自体も変ってきています。あの悲劇が二度と起こらないように、良い方向に変ってくれることを願いたいです。
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| 口裂け女2 |
某レビューで評判が良かったので見ました。
実話を基にした作品だそうで、舞台は1970年代の岐阜。 主人公の真弓は姉の元カレから姉と間違えられて顔に硫酸をかけられて、元カレに母親を殺され、その元カレを父親が射殺するという事件に巻き込まれてしまいます。
事件が起こるまでの真弓の日常生活がとても丁寧に撮られていて、自分の高校時代を思い出すようなのどかな様子なんですが、突然の非日常的な事件から真弓の身の回りに不幸が襲い始めます。 そして真弓自身も精神を病んでいって・・・
いやー、正直、それほどホラーでもないしスプラッタでもないし、そういうことを期待して見ると肩すかしをくらいそうですが、哀しい人間ドラマとして見ると、そこに焦点をあてて丁寧に撮られていた点がこの映画の評価を上げた点だと思います。 怖いというより、見終わった後は真弓の哀しそうな顔が目に焼き付いていて、なんとも切ない気持ちになります。
自分の子どもの時「口裂け女」の噂が学校中を走ったのを記憶しています。まるっきりの都市伝説だったのか、本当に起こったこの事件が口コミで広がっていった結果なのか…。
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| 氷の微笑 |
ムービープラスで鑑賞。15年前の1作目です。 当事ものすごく話題になりましたねー。 この作品はレンタルビデオで見ても、びっくりするくらい衝撃的だったのを憶えています。 この作品の後に類似作品が何作も作られてましたねぇ。
で、見る前の印象としては、シャロン・ストーンが下品だったイメージしか残ってなかったのですが、実際に見てみると、意外とそうでもなかったです。
というより、彼女の圧倒的な美しさに見惚れてしまいました。
自分の作品を書くために男と寝たり、相手を精神的に追い詰めていったり、犯罪者と付き合うことでリサーチしたり、そしてここは明らかにはなってませんが、犯罪もおそらく行っている、ものすごい悪女なんですが、この圧倒的な美しさで納得させられてしまうんですねぇ。
ストーリー的にはあんまりぱっとしない感じですが、このシャロン・ストーンの妖艶さ、悪女っぷりだけで映画を成立させているのがすごいっす。
しかし、ストーリーは今見たらほんと、アリガチなんですよね。それに、肝心の彼女の犯罪もセリフだけで示されるものが多かったり、なんだかリアリティないっていうか。 結局、犯人は誰なのかも明らかにされていないし。きっと彼女なんでしょうけど、それを裏付けるものがほとんど提示されないってのがなんとも言えず。
でも、当事としては画期的な映画だったことは確かなわけで。サスペンス的な映画はこの映画に影響を受けたものが多いと思います。そういう意味では面白い映画です。
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| クワイエットルームにようこそ |
大人計画の松尾スズキさん監督作品。確か二作目。 一作目の「恋の門」も面白かったけど、今回の作品も面白いです。 笑いとシリアスな場面のバランスが絶妙。笑いの場面もベタなのからシュールなのまで、幅広いです。
離婚から復帰した内田有紀が、まさしく体当たりの演技で、何もかもかなぐり捨てて演じてます。なかなか良かった。あんまり好きじゃない女優さんだったけど、「やるじゃん!」って思いました。上から目線ですが。
クドカンこと宮藤官九郎さんも重要な役で出てます。この役もクドカンさんにはまってるんだよねー。 昔でいう「進め電波少年」みたいなアポ無し番組で、秘境に行かされる放送作家ですが、こういう人いるよね〜っていう感じで、ものすごく役に合ってると思いました。松尾スズキさんのセンスが良いです。
蒼井優ちゃん、ハリセンボンはるか等々、面白かったんすけど、なんといってもやっぱり、空気を全部もってっちゃうくらいの破壊力のある大竹しのぶさんでしょう(笑)
まさに、こーいう人、いるよね〜。自己中で、最初は優しくしてるんだけど、お金に関してはシビアで、しつこくて、常軌を逸してる人。大竹しのぶという女優さんはホントにスゴイです。
人生ってめんどくさいことを嫌がってちゃダメなんだよね。放送作家の彼にめんどくさいって言われた明日香(内田有紀)が、ラストシーンで笑っちゃう場面があるんですが、あのシーンだけで彼女の未来が明るいものになる気がします。いやー、松尾スズキ監督、なかなかスゴイっすね。 テーマ:映画 - ジャンル:映画
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| キリング・ミー・ソフトリー |
ケーブルテレビにて鑑賞。 といっても、2倍速ですが
早送りでもよくわかるストーリー。アリス(ヘザー・グラハム)が偶然知り合ったフェロモンたっぷり男(ジョセフ・ファインズ)と恋に落ち、同棲相手をふって結婚するのだけど、男にはアリスの知らない過去があって・・・
ラストはまぁ、意外な人(でもないか?)が犯人で、ふーんっていう感じなんですが。
アリスの衣装とかアリスと男が住んでる部屋とか、オシャレ度はかなーりあるんですけど、肝心のストーリーがイマイチなんですよね。だって、あまりにも何も考えなさすぎなんだもん、アリス。
ま、今の世の中にはアリスのような女性は沢山いるんでしょーね。だから最近の離婚率が高いんでしょうね。と、世の中の離婚歴アリの女性を沢山敵に回してみたりして。 [READ MORE...] テーマ:映画感想 - ジャンル:映画
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