BLUE LETTER
ドリームガールズ


ジェニファー・ハドソンのアカデミー助演女優賞受賞で話題になった、「ドリームガールズ」を見た。

噂のジェニファー・ハドソン、やはり迫力のある歌声は新人とは思えない。さすが!の歌唱力。アレサ・フランクリンの再来と言われているらしいけど、なるほど〜。あの体で共鳴される歌声はすんごい迫力なんだろうなぁ。実際。

ただ、でも、作品を通して見ると、ジェニファーが演じるエフィにはあんまり感情移入できなかったんだよねぇ。どうしてもワガママ娘にしか思えない。こちらのレビューにある通り、デトロイトという土地柄、黒人差別の状況等複雑な理由から彼女のあのワガママに見える言動があったそうだけど、知らないからなぁ。

一方、私がとても印象に残ったのが、ビヨンセ演じるディーナとエディ・マーフィ演じるジェームズ。ビヨンセという歌手は初めて見たんだけど、のっけの薄化粧の彼女に完全にノックアウトです。かわいすぎる!最初はこの子がビヨンセだとは知らず、「えらい可愛い子がいるなー、この子が脇役だとは・・・」と思っていたら、やっぱりプロデューサーのカーティスに見出されてスターになっていったのでした。あのルックスと歌唱力があれば、どうしても彼女を主役に持って行きたいと思うのは当然だよねぇ。

実際、カーティスはエフィよりもディーナに最初に会ってるのよね。ディーナにインスピレーションを感じてドリーメッツをメジャーデビューさせる方策を思いついたんだと思う。彼の頭には最初からエフィーではなくディーナがメインのドリーメッツしか頭になかったんじゃないかな?だから、ある意味、エフィが外されたのも当然と言えるのかも。やっぱり当時のブラックミュージック界では、エフィのような声も体もず太く、いかにも黒人です!という歌手は、全米には通用しなかったんだろうと思う。ディーナのようなキュートなルックスとソフトな歌声で勝負しなければ、あの成功はあり得なかったはず。それがつくづくよく分かった。でも、個人的にはエフィーのような熱唱型の歌手ってすんごく好きなんですけどね。
そういう点では、カーティスが何故エフィに手を出したのかがイマイチよく分からないなー。個人的には好きなタイプだったのか?うーん。

一方、ジェームズ、脳天気な女性にだらしないけど、ソウルを愛する彼のパフォーマンスは素晴しかった。エディー・マーフィーって歌めっちゃ上手いのね。(吹き替えじゃないよね?)エディ、実は歌手だったそうで、CD(レコード?)も出してるそうです。なるほど〜。
すんごく楽しそうに歌って踊ってる姿がとっても印象的だった。そういう役柄なんだろうけど。エディー・マーフィーという人は本当に根っからのスターなんだろうなー。人を楽しませる才能に長けた人なんだろうな。

一方、カーティス、彼は冷血なプロデューサーとして、絵に描いたような役柄ではあるんだけど、彼の悲しさというのも十分伝わってきた。彼は自分でも自分のやっている事が周りを傷つけ裏切り、法に触れているとわかっていても、ブラックミュージックを全米に広めるという夢を捨てられなかったんじゃないかな?きっとそうまでしないと、当時のデトロイトのしがないレコード会社をあそこまで大きくはできなかったんだと思う。

カーティスはあれだけ裏切りながらも、やっぱりC.Cの楽曲の素晴しさを認めていたからこそ、エフィが再起をかけた曲を盗作(に近いよね?)するという暴挙にも出てしまったんだろう。ほんと、あの「ONE NIGHT ONLY」のエフィーバージョンとディーナバージョンは2作品とも素晴しかった。鳥肌もんでした。

とにかく、長々と書いてしまったけど、結局私がこの作品を見て一番印象的だったのが、世間的にはジェニファー・ハドソンの陰に隠れてしまったような、ビヨンセの好演。彼女の存在があったから、この映画はあったんだと思うし、もっと評価されてもいいのになあ、9キロも体重を落として頑張ったみたいなのにねぇ。って関係ないか。

「シカゴ」も良かったけど、この「ドリームガールズ」も楽曲の素晴しさと役者の好演で良い作品になっていたと思う。ブラックミュージックが好きな人にはたまらないでしょう。そういう私もすんごく楽しく見れました。

テーマ:DVDレビュー - ジャンル:映画

成長
映画感想ではなく、久々に日々の記録など。

今日は娘はバレーの1日練習、息子も柔道の1日練習(午後からは練習試合)ということで、夫と二手に分かれての付き添いをした。夫は午後から用事があるので、私は娘を体育館に送ってから夫とバトンタッチして息子の練習会場に移動。ちょうど午後からの練習試合の風景を見ることができた。

昨年の12月からかれこれ半年とちょっとで、ようやく形になってきた柔道。先週の練習試合で初勝利をしたらしいのだけど、ちょうど娘のバレーの県大会と重なっていたので残念ながら見れずじまい。今日はどうかなぁ?

いつもあまり練習自体も見に行けてないので、きちんとした試合を見るのもすごく久しぶりだったのだけど、試合が始まったら別人のようにやる気のある息子。動いて相手に技をかけていく積極的な姿にびっくり&感動。まだまだ経験不足なので、強い相手にはあっけなく負けたりはしたけど、たまに勝ったりもしてて、息子が試合で勝つ姿なんて初めて見たもんだから、おかーさんは興奮しちゃったよ!すげーじゃん、やるじゃん。

そして迎えること最終試合、相手は女の子とはいえ、体格的にもおそらく柔道歴も息子以上。組み合ってすぐに有効をとられ、そのまま押さえ込まれそうになったのをなんとかかわす息子。かかんに技をかけていくも、やっぱり相手は受けも強いのでかえされてまた押さえ込まれそうになり・・・そしてもう残り時間も少なくなった時、相手が不十分な体勢で大外刈りをかけようとしたところにうまく体重をかけて、息子の大外刈りがかかった!「有効!」の言葉と同時に、何故かちょうど相手の上にのしかかる形で倒れ込んでそのまま「押さえ込み!」そして時間が来て、息子の一本勝ち!

す、すげーーー!なんだか胸がいっぱいになりました。

偶然が重なったとはいえ、勝利は勝利。それも格上の相手に堂々と勝ったということは、かなり息子の自信になったことでしょう。

練習後の車の中で、「今日の試合が一番面白かった!!」とつぶやいた息子。こんなに早く勝利を味わえるなんて、きみはラッキーだよ。この調子で頑張ってね。

テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

許されざる者


「ミリオンダラー・ベイビー」、「ミスティック・リバー」、最近では「父親達の星条旗」、「硫黄島からの手紙」のクリント・イーストウッド監督主演作品。

見終わって一番思ったのが、「もしかして、黒澤ナイズされてる?」ってこと。「用心棒」あたりの影響を受けてない?何となくそんなニオイがしたんだよねぇ。私の気のせいか?

どこがどうっていうのはイマイチ自分でもよくわからないんだけど、そこはかとなく漂う感じが似てる気がしたんだよねー。

さて、西部劇というのは私自身あんまり見た事無かったんですけど、この映画は西部劇というジャンルに入るようです。でも、昔の西部劇では人殺しはスポーツのような感覚でしてるようなイメージですけど、この映画はちゃんと、殺人はその人間の過去も未来も奪ってしまう、という真実を伝えています。そこにはちゃんと血が通ってるんですよね。

大量殺人をしてきた過去を持ち、やっと愛する亡き妻や子供を得て普通の生活を送っていたのに、やっぱり人を殺してしまう主人公。それに付き添って命を落としてしまう相棒。初めての殺人を犯して、衝撃を受ける若者。

人物それぞれがなかなか深いです。主人公はかっこいいはずなんだけど、背中にもの悲しさを背負ってるんですよね。そのへんがイーストウッド監督、上手いなぁって思います。さすが。
で、見終わっての感想としては、この映画も有る意味、「電車男」と同じく、おとぎ話ですよね。でも、そのおとぎ話の登場人物一人一人が、ちゃんと血の通った人間なんだなぁっていう部分が、この映画のほうが優れてた気がします。さすが、イーストウッド監督!

#後ほど他の方が書かれたレビューを見てたら、やっぱり「用心棒」にインスパイアされてるようです、この映画。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

電車男


遅ればせながら、映画版の「電車男」を見ました。
2ちゃんねるの書き込みはとばし読みながらも一応読んでたんですけど、映像になってみると、なるほど〜と納得したり、えぇ、うそ〜んという場面もあったり。
まず、山田くんの電車男の登場シーンからエルメスを助けるくだりまでは、イメージ通りという感じだったけど、電車くんが突如オシャレに目覚めるあたりで、「えぇ〜っ、カッコイイやん!こんなんだったら美女と野獣っぽさが薄くなっちゃうよねぇ。どう見ても普通のカップルやし。」と少々ひいてしまった。山田くんの演技(いくら格好良くなっても、オタクっぽさは抜けてないっていう演技ね)に助けられてどーにかこーにか話はつながっていった感はあるんだけど。

で、やっぱりなんだか違和感を感じたのが、エルメスの心情。結局、エルメスは最初から電車くんに恋してたんだよね、それがラストあたりになるまで、全くわからなかった。それは最初から意図して作られたものなのだろうか。もしもそうだったら納得ではある。そういえば途中で自分の家に呼んだりデートの約束に応じたりしてたあたりはわかるけど、ただ、海外出張に行く前後の行動は理解に苦しむなぁ、その辺でエルメスの心も揺れ動いてたってことかな?それと、電車くんが雨の中、会社まで行くシーンのエルメスのセリフや心情も、イマイチ理解に苦しむ。ま、そういう葛藤が無いと、ストーリー自体に深みが無くなるんだろうなぁ。でも、ちょっと、気持ちの流れがスムーズじゃない気がしたんだよね。

ものすごくリアルな設定なんだけど、結局おとぎ話なのかなぁという感じが最後までぬぐえなかったなぁ。ま、この原作自体、フィクションかノンフィクションか結局はわからないんだもんねぇ。

うーん、私としては、今一つ乗り切れない感じの映画でした。感情移入がしにくかったな。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

リトル ミス サンシャイン


ちょっと普通じゃない崩壊寸前の家族が、末っ子のオリーブのミスコン出場のために、1000キロ以上離れたカリフォルニアをめざすロードムービー。

いや、実際は面白かったんだけど、ちょっと先の見えるストーリーが気になったかなぁ。もっと裏切って欲しかったなぁ、みたいな。

いい味出してるおじいちゃんがあんなふうにあっけなくいなくなっちゃうのはちょっと残念。もう少しおじいちゃんの活躍する場面を見たかったな(笑)

ドウェンが18になるまで色弱だって気づかないのもちょっとなぁ。ミスコンに出るって言ってるのに会場に行ってやっと現状に気づくってのもなぁ。普通なら出場する前にもっと調べるでしょ。と、重箱の隅をつつき始めたらきりがない。警官に車を停められる場面も、やっぱりね!というオチだし。

ということは脚本がイマイチってことかな。もう少し練ってあったらもっと面白くなったのになぁ、残念。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

大日本人
見てきました!
まっちゃんことダウンタウン松本さんの第1回監督作品、「大日本人」

大日本人


まず私が映画館に着いたのが上映25分前だったのだけど、ちょうど真ん中あたりに若いお兄さんが既に座っていて、私が二人目だった。私はそのお兄さんの通路も挟んだ3列ぐらい後ろの席の真ん中あたりに座り、映画が始まるまでにカップル1組(これが何故か私の1つ離れた席に座ってきた。もうちょっと離れとけっちゅーねん。)若者1人、性別不詳の中年っぽい人が2人くらいの計7人で映画を鑑賞。平日の第1回目だからかも知れないけど、びっくりするくらい少なかった。

さて、映画のほうはと言えば、それはもう、まっちゃんのオリジナリティー溢れる内容で、見事に松本ワールドだったように思う。そういえば、こういうタッチの映画ってのは無くは無いけど、あんまり見た事ないよね。ドキュメンタリータッチを装いつつ、明らかに作り物感がぷんぷん漂ってるし、それを真面目に演じてるまっちゃんがおかしくて仕方ない。予想していた以上にテンポは悪くなかったと思うし、おいしい場面(獣の出てくる場面ね(笑))もだらけそうになるところにタイミング良く入ってるし、そこかしこに笑いがちりばめられてて、私的には大満足でした。今思い出しても思わず笑っちゃ場面もいっぱいあったし。特に、はるか師匠が画面に登場してきたところなんて、度肝を抜かれました(笑)

そういえば、なんだかそこらへんのレビューでは否の嵐みたいなのもあるみたいだけど、何故そんな風にしか思えないのかわからない。笑いってのは大声をあげて高笑いするような笑いだけじゃなく、にやっとする笑いもあれば、悲しいけどなんだか面白いっていう笑いもあるよね。まっちゃんの笑いはトーク的には大声をあげて笑うものが多いけど、映像作品的には後者のほうが多いような気がするので、大笑いを期待していた人には見事に肩すかしだったんだろうなー。

そうそう、カンヌに招待されたのも、この映画を観て納得。まさしく独創的なこの映画、目の肥えたフランス人にはちゃんと理解してもらえたんでしょうね。人と同じことをやってもそこには何も生まれない。人と同じことをするのが嫌いなまっちゃんのポリシーがちゃんと映画に反映されてると思うな。まっちゃんはまっちゃんの映画を撮れば良いと思うし、それが理解できる人には理解できるし、できない人はできなくても当たり前だと思う。興行的にはどうなるのかわからないけど、私は映画館でこの作品を見れて満足でした。ファンのひいき目もあるんだろうけど、でも、面白かったんだもん。

いやー、でも、松本人志という監督は、映画という世界に新たな風を巻き起こしたんじゃないでしょうか。

あ、そうそう、映画館の7人はといえば、隣の行儀の悪い(前の席に平気で裸足の足をあげて映画を観ていた)カップルの女の人は「意味がわからなかった」的なことを言っておりました。そりゃそうだろ(苦笑)
それと、男性だと思っていた、私の3列前に座っていた人は女の人でした。
大笑いこそなかったものの、みなさんちゃんとエンドロールまで見て帰って行かれました。途中で退席する人が居なくてヨカッタ!(笑)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

すんげーー!
カテゴリーが映画じゃなく、テレビなんですけど、こんなのを見つけちゃいました。ぐっさんとぶっさん(岡田君ね)すげーー!カッコイイッス!



ほんまもんのプロモーションビデオかと思うくらい、口や動きと音楽が合ってるもんね!さすが芸達者なぐっさんと、ノリのわかってるぶっさんだけあるわ!


アクアリウム



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Author:Siyoti
小6娘と小3息子の母です。
映画鑑賞とスポーツ(バレー等)が趣味のギリギリ三十路です。
主に映画のレビュー中心のブログになってます。



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