BLUE LETTER
スパイダーマン3


さて、見ました、「スパイダーマン3」。

 のっけから何ですが、MJ役のキルスティン・ダンスト。彼女って綺麗なの?
歯は矯正してないし(別に自然で良いけど、映画女優としては?)、顔も恐いし。スタイルは良いと思うけど、ピーター・パーカーことスパイダーマンが小さい頃から好きだった女の子の設定にしては、ビジュアルがヒドくないっすか?
まだ1作目は許せた気がするけど、この3作目はもう・・・
できれば、もっと可愛い子にしてほしいなー、MJ役は。
反対に、ハリーのジェームズ・フランコ君は良い男になってました。見直した。

 さて、内容についての感想を述べると、相変わらず映像は素晴しくて、のっけからのハリーのゴブリンJrとピーターの闘いのシークエンスは、VFXだとわかっててもすごかった。ピーターの服装が普段着のままで、洋服が風になびいてる様子なんかも忠実に再現してあって、技術は益々進歩してるのね〜なんて思っちゃいました。
やっぱりこの映画は、このスパイダーマンや敵の戦いの映像がメインのウリなんだと思うので、まぁこの映像を見れただけでも楽しかったっちゃー楽しかったと言えるんだけど、いかんせん、名作になりきれなかったところは、やっぱりストーリーの説得力かなぁと思う。たとえば、黒い未知の物体がスパイダーマンに寄生して、ブラック・スパイダーマンになって大暴れするくだり、とってつけたようなご都合主義な感じがプンプンしたり。それと、サンドマンやピーターが真実を話して誤解を解くシーンも、その言葉だけですんなりと納得しちゃうのもなー。もっと、こっちに伝わってくるようなものが欲しい。
サンドマンも未知の物体からできたブラックスパイダーマンも、アメコミだからかも知れないけど、都合良くでき過ぎ。嘘でもいいから、論理的に納得できるような裏づけというか説明的なものが欲しかったな〜。
それと、MJが舞台を降ろされるのも、有能な演出家ならもっと早く彼女の能力をわかっておくべきで、舞台の初日の批評が悪かったからって即連絡も無しに降ろされるなんてことあるのか?と思っちゃう。
なんて、色々なところで、「あれ?」ってところが多くて、イマイチ入り込めなかったな。せっかく映像がすごいのに、もったいない。

そんなこんなで、脚本が「やっつけ仕事」的な臭いがプンプンしてしまって、もうちょっと練ってくれれば面白い作品になったのになぁと残念。

で、このシリーズってまだ続くの?きっとまた次も見ると思うけど(←さんざんけなしといて、これか・・・(^_^;))

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世界最速のインディアン


ハンニバル・レクターことアンソニー・ホプキンスがバート・マンローという実在の人物に扮し、63歳にして初めて、25年間夢だったバイクのレース(速度を競うレース)にはるばるニュージーランドからアメリカまで旅をして出場するというお話し。
と書いてしまうと2〜3行の簡単な物語なのだけれど、いやー、この映画は評判通りホントに善かった。

何よりもまず、バート・マンローじーちゃんのポジティブさ、夢を諦めない少年の心、周りの人を優しくさせる天真爛漫さが素晴しい。ホントに悪人が出てこないで、みんな、最初は怪訝そうな顔をしているのに、あっと言う間にじーちゃんのファンになっちゃってじーちゃんに協力する。みんなもバートじーちゃんの大きな夢のお手伝いをして、自分も夢のお裾分けをもらっているような気分なんじゃないかな?
結構女性にもモテてるし(笑)お向かいの男の子には尊敬されてるし、インディアンの人やゲイの人なんかとも仲よくなっちゃうし、めーっちゃ心が温まるのよね。

それにプラス、メインのレースのシーンではハラハラドキドキ。「行け〜、行け〜」なんて応援しちゃったわ。
迫力満点でした。良かった〜。

夢だけなじゃく、世界新記録を実現しちゃったバートじーちゃん。今でも本当のバート・マンローさんは1000cc以下の流線型バイクの部(?)で世界新記録保持者なんだそうだ。もう20年ほど前に亡くなっている人なのに・・・すごいねぇ。

「映画らしい良い映画を観たなぁ」と感じさせてくれる作品でした。そういえば、最近見た作品は結構当たりが多いな。嬉しい限り。

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紙屋悦子の青春


昨年急逝された黒木和雄監督の最後の作品「紙屋悦子の青春」を見た。

「父と暮らせば」がとても良かったので、期待していたのだけれど、期待を裏切らない素晴しい映画だった。

この監督のすごいところは、静かな何気ない場面でも、会話のテンポが良かったり、笑えるシーンを随所に入れたりしてみている人を飽きさせないこと。そういう面白い場面が途切れたところにふっと映画の核心を突くような場面が入っていたりして、その反動があるからこそ、その核心の部分がより胸にせまってくるのだ。

それに、この作品を見て、方言というのはなんて素晴しいものなんだろうと改めて思った。演じている役者さんたちも、感情を込めやすいのか、標準語の演技よりもより一層熱が入った芝居をしている気がするし、方言というものが持つ包容力とでもいうか、一つの言葉に込められた色々な意味を想像させてくれるという点もいいなぁと思う。

紙屋悦子役の原田知世さんは長崎県出身だけど鹿児島弁を喋り、宮崎県出身の長瀬さんは長崎弁を喋っていたそうだ。私には違いはイマイチわからないんだけど、二人とも九州出身なのに苦労したそうなので、それだけ九州ってのは広いってことし、方言というものの奥深さを感じる。

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空襲シーン、特攻隊として突撃するシーン、人が死ぬシーンなんて一つも出てこないのに、この映画はまさに戦争を描いているというのが、ちまたのレビューで色々と書かれている通り、本当にこの映画にはそれらが全く無い。でも、この映画は当時の普通の人の生活にまで戦争が大きく影響を与えていたということで、戦争の恐ろしさを伝えているし、それが監督の思惑通りに私たちに伝わっている。それが本当に素晴しいと思う。

難を言えば、冒頭の老夫婦が病院の屋上で喋っているシーンの、老けメイクがイマイチということだけなんだけど、これももしかして監督はわざとそうしているのかな?とも思ったりして。どういう効果を狙っていたのかはわからないんだけど。
でも、そんなことはどうでも良くなるくらい、本当にこの映画の役者さんみんなが素晴しかった。その役者さんをキャスティングし、演技指導をし、素晴しく撮った監督という方はどんな人だったんだろう。もっともっとこの監督さんの映画を観たいなと改めて思う。

本当に惜しい方を亡くしてしまった。ご冥福をお祈りします。

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フラガール


DISCASでずーっと5位までに入れていたのになかなか借りられなかったこの作品。何故か地上波で放送されたので録画して見ました。たまーにこういうことってあるけど、レンタル業界としては痛手なんじゃないかな?大丈夫なのか?

さて、ストーリーとしては本当に王道で、貧しい炭坑の町にリゾートセンターを作ることになり、そこでハワイアンを踊る娘たちが集められてステージに上がるまで・・・という全く先が見えすぎるくらい見えるお話しではあるんだけれども、それでもこの作品はホントに良かった。

昭和40年前後という時代背景と、貧しい炭坑とそこで貧困にあえぎながら生きる人々、将来への夢も希望も無い娘たちが、プロのフラダンサーになる夢を見るというストーリーは、先が見えてもやっぱり美しいものなのだなぁと改めて思う。

この映画は真反対のもの同志が見事に融合するギャップの勝利なんじゃないかな?と、映画を観ていて思った。というのも、例えば東北の福島に南国のハワイアンセンター、東北弁の田舎っぽさ丸出しの娘たちと華麗なフラダンス、都会から来たSKDのトップダンサーだったプライドの高い先生と素朴な田舎の娘たちという正反対のもの同志が、最初は反発しながらも次第に打ち解けたり融合したりしていくという部分が、気持ち良いんだよね。そのギャップが大きければ大きいほど、乗り越えたところに感動が生まれているんだろうね。

そのギャップの部分を丁寧に誠実に作ったところが、この映画の良さなんだろうな。

素人目にはフラダンスの良し悪しなんて到底わからないのだけど、松雪姉さんや蒼井優ちゃんが綺麗なダンスを踊ってるなーってのはよく分かった。特に蒼井優ちゃんの最後のダンスは、YOUTUBEで見たプロのダンサーさんに負けてないっしょ(っていうか、手足の長さや柔軟性の部分では勝ってるかも)めっちゃ素敵だった。

フラダンスが手話の要素を持ってるっていうのも素敵。ハワイって沖縄と同じく、原住民族の人たちはとっても優しくて、自然を愛する人達だったんじゃないかな?と勝手に推測しているのだけど、このフラダンスにも、自然や人を深く愛する気持ちが込められているような気がする。

松雪先生が電車に乗って東京に向おうとしているシーンのフラダンス、良かったなー。きっと監督はこのシーンを撮りたかったんだろうなー。

本物のハワイアンセンターのダンスが見たいなーって心から思いました。良かったわ〜。

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Author:Siyoti
小6娘と小3息子の母です。
映画鑑賞とスポーツ(バレー等)が趣味のギリギリ三十路です。
主に映画のレビュー中心のブログになってます。



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