BLUE LETTER
ヒロシマナガサキ
ヒロシマナガサキヒロシマナガサキ
(2008/03/28)
不明

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私が小学生の頃からアニメや映画を見たり本を読んだりしてきた原爆。
初めて「はだしのゲン」を読んで衝撃を受けてから、もう30年近くが過ぎようとしている。

その30年の間、色々な原爆を扱った作品を見てきたので、原爆に関する知識はまぁまぁあるほうだと思う。だから、この作品を見て、改めて知ったことというのはほとんど無いのだけれど。それでもやっぱり見て良かったと思える作品だった。

印象に残るのが、原爆を受けながらも生き抜いてきた人たちの体験談や現在の姿だ。それと、原爆を投下した人物の言葉。

原爆のすさまじさを身体や心に傷跡として残しておられる方々の言葉は、実際に体験した者しかわからない真実味がある。原爆で家族や友達や回りの人を全て無くし、身体の傷が癒えたと思ったら、差別を受け、後遺症と闘い、原爆症に恐れ…

「人には死ぬ勇気と生きる勇気があるのです。私の妹は死ぬ勇気を選びましたが、私は生きる勇気を選びました」と静かに話される女性の言葉が印象的だった。まさしく、この女性の生きる勇気というのは死ぬ勇気よりも何倍もの決断と苦労があったに違いない。

そして、エノラ・ゲイに乗ってヒロシマに原爆を投下した人物の言葉を聞いて。

「私たちは上から命令されてやっただけ。良心の呵責などない。」

と言い切る姿にものすごく違和感を覚える。と同時に、腹正しさも覚える。
私は別に国粋主義者でも無いし、日本が戦争でしてきたことも知っているし、戦争なのだから(殺し合うのは)お互い様だと言えばそうなのかも知れない。
でも、いくら命令されてやったことでも、罪の意識が全く無いなんてことがあるのだろうか?
それとも、自分がしてしまったことの大きさに、心がマヒしてしまっていての発言なのか?
何十万人もの人間の命を奪ってしまったという事実を受け入れてしまった時、精神がそれを受け止められなくなってしまうのかも知れない、そのためにその事実を他人事として認識することによって精神の均衡を図っているのか?などと色々と考えてしまう。

この人達に謝ってもらったところで、(原爆投下という)事実を覆すことはできないのだけど…

「1945年8月6日、9日に日本で何が起こったか知ってますか?」という質問に答えられない若者が多い日本になってしまった(本当か??)現在、そういう人たちにこそこういうドキュメンタリーを見てほしい。

テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

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